病気は悪いことなのか

私の甥っ子は起立性調節障害という病名で

高校を一年留年しています。

これは自律神経失調症の一種で、

座っていて立ち上がったりすると脳の血流が減少し

ふらふらとなり思考力と判断力が低下する病気だそうで、

理由も無くこの症状が出ると日常生活ができなくなります。

横になって携帯を見ることぐらいしかできません。

発症して数週間するとごく普通に生活ができるようになります。

それを繰り返します。

思春期の頃症状が出て、成人すると

ほとんど治るようです

人からみると怠け病のようですが

本人は辛く、皆と同じように生活したくてたまらないと思います。

とてもまじめな子なので。

過度のストレスがかかることで発症すると言われていますが

理由はよくわかりません


私は彼がその病気を発症するととても心配になり

レイキを遠隔で送ったりしていたのですが

症状は改善されなくていつしか送ることをやめました。

なぜ、彼だけがそんな病を発症するのか

とても可哀想だと当時は思っていました。


一年遅れで関東の大学に合格した甥っ子と

話す機会があり、

今はもう症状が出なくなった起立性調節障害のことを

「あのころは辛かったよねぇ」と話しました。

すると彼は

「いや、あの病気が僕を助けてくれたんだ」と言ったのです。

え、どういう意味??と思いました。


彼の母である私の妹は潔癖症で、

彼が小さい頃からすべてをコントロールしていました。

寝る時間や、お風呂の時間、彼の部屋の掃除も妹が行い、

プライベートはなかったようです。

そんな生活の中でその病気を発症した時だけが

唯一彼が自由に自分の意志で

時間を使える時だったのです。

病気を発症したということで

学校に行かず、ごろごろしてスマホで好きなだけ

ユーチューブを見たり、漫画を読んだりできた。

本当にリラックスできた時間だったと思います。


最悪だと思う状況でも

起きていることは最善です。

そしてそれを10代で理解している甥っ子は

凄いな、と思いました。

病気は辛いですが今の生活が間違っているよ、というサインでもあり

本人を助ける為に起こっている事でもあるんですね

辛い状況を受け入れた彼は今では症状が出なくなり

この4月から関東で一人暮らしを始めることに

心を躍らせています。

これからは全て自分の意志でできるし

とても幸せそうにしています。


あの時、私のレイキは必要なかった

体調がよくなってはいけなかった

可哀想でもなかった

相手が求めていないことは必要ありません

だからわたしも送らなくなったんでしょうね


今日もここをたずねてくださってありがとう♥




DRAAK ziel

このサイトを訪れてくださってありがとうございます。レイキヒーラーのあつこです。私の思う心のことやしくみ、日々の暮らし、好きなこと、嫌いなこと。徒然に綴っていきたいと思います。オランダ語でDRAAKは龍、zielは魂のこと。わたしのレイキを助けてくれるドラゴンに因んだタイトルです。よろしくお願いします

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